自分に必要なスキンケア化粧品を成分を見て選べるようになろう!

スキンケア化粧品を選ぶとき、何を基準に選んでいますか?価格で選ぶ方、テクスチャで選ぶ方、保湿力で選ぶ方など基準は人それぞれでしょう。どの選び方も間違いではありませんが、とくに大切なのは入っている成分をしっかり確認することです。

化粧品には肌悩みにアプローチするさまざまな成分が配合されています。自分の肌悩みに合う成分が入っている化粧品を選ぶことで、理想のお肌に近づけるでしょう。今回はお肌の悩み別にどの成分が適しているのかをそれぞれご紹介します。

スキンケア化粧品に入っている成分

化粧品成分を並べている
スキンケア化粧品にはお肌をしっとりさせる保湿成分や美白成分、そしてベースとなる基材などが配合されています。化粧品に配合されている成分のすべてが美容成分というわけではありません。

お肌に有用な美容成分

メーカーや製品によって多少の違いはありますが、化粧品に含まれている美容成分は全体の10%程度です。「濃密」や「高配合」と表記されている化粧品でも、この10%を多く超えて美容成分が配合されていることはありません。

ですが、この美容成分の種類によってお肌へのアプローチが変わるため、スキンケア化粧品を購入するときは配合されている美容成分をしっかり確認することが大切です。

その他の基材

残りの90%はベースとなる基材です。水(精製水)や界面活性剤などが化粧品のほとんどを占めています。美容成分のようにお肌へ何かアプローチするものではありませんが、スキンケア化粧品の使い心地に影響する大切な成分です。

スキンケア化粧品に入っている主な成分を解説


スキンケア化粧品に配合されている成分は、美容成分と基材とに大きく分けられます。具体的にはどのような成分が含まれているのか、もう少し詳しく見てみましょう。

有用成分

有用成分とは、いわゆる美容成分のことです。美白や肌荒れ予防、収れん効果や保湿効果などをもつものが有用成分として配合されます。アスコルビン酸やグルタチオン、アロエエキスやプラセンタエキスなどが代表的です。

水性保湿剤

水性保湿剤とは、水に溶けやすい性質をもった保湿成分のことです。お肌の角質層に水分を保つために配合されます。お肌に水分を引き込んでうるおいを保つ成分です。水性保湿剤のなかには、保湿効果だけでなく防腐効果をもつものもあります。BGやPG、アミノ酸類などが代表的な成分です。

油性成分

お肌をやわらかくし、角質層の水分が蒸発しないように防ぐ成分を油性成分と呼んでいます。水性保湿剤が水分を引き込むはたらきをもつのに対して、油性成分はお肌に蓋をするはたらきがメインです。植物オイルや高級アルコール類、ジメチコンなどが知られています。

界面活性剤

水と油を混ざりやすくするものを界面活性剤といいます。本来なら水と油は混ざり合いませんが、界面活性剤を加えることで表面張力を低下させて混ざるようにできるのです。

水分と油分の両方を含む乳液やクリームは、界面活性剤の力によって作られます。N-アシルアミノ酸塩類や高級脂肪酸グリセリルなどが代表的な界面活性剤です。

品質保持剤

お肌に影響をもたらすことが目的ではなく、スキンケア化粧品の品質を保つために配合されるのが品質保持剤です。増粘剤やpH調整剤、酸化防止剤、防腐剤などが品質保持剤として配合されます。

乾燥が気になる方におすすめのスキンケア成分


ここからは、お肌悩みに合わせて選びたいスキンケア成分をご紹介します。まずは乾燥が気になる方向けの成分です。どれも保湿効果をもつものですが、それぞれ違った角度からお肌にうるおいを与えてくれます。

セラミド

セラミドは保湿成分としてとくに知名度の高い成分です。細胞と水分をつなぎとめる、接着剤のような役割をはたしています。単にセラミドと呼ばれることが多いのですが、実はいくつか種類がありそれぞれ異なる特徴をもちます。

  • セラミド1:外部の刺激からお肌を守る・水分を保持する
  • セラミド2:保湿効果
  • セラミド3、6:保湿効果・乾燥による小じわ予防
  • セラミド4、5:お肌のバリア機能を維持する

ヒアルロン酸

わずか1gで6リットルもの水分を抱え込めるヒアルロン酸は、細胞と細胞の間で水分を保つはたらきをもちます。お肌に弾力を与えるクッションのような存在です。代表的な保湿成分として知られており、さまざまなスキンケア化粧品に配合されています。

コラーゲン

皮膚の約70%を占めるコラーゲンは、お肌にうるおいと弾力を与える柱のような存在です。コラーゲンにもいくつか種類があり、Ⅰ型コラーゲンは皮膚の強度に、Ⅳ型コラーゲンやⅦ型コラーゲンはハリや弾力に関係しています。

天然保湿因子(NMF)

天然保湿因子は、約半分がアミノ酸からできています。角質層内にある水分を保持するはたらきに優れており、うるおいに満ちたお肌作りに欠かせません。お肌がもともともっている、大切な保湿成分だといえます。

プロテオグリカン

ヒアルロン酸よりも高い保湿効果をもつといわれているプロテオグリカンは、お肌の奥にある真皮層に存在する保湿成分です。プロテオグリカンそのものにも高い保湿効果がありますが、さらにヒアルロン酸やコラーゲンのはたらきを手助けする効果もあることが大きな特徴として知られています。
※プロテオグリカン成分が配合されている化粧品が肌の真皮層まで浸透できるということではありませんので、誤ったご理解に注意が必要です。

シミやくすみが気になる方におすすめのスキンケア成分


日焼けによるシミやくすみの対策するためには、メラニン色素に着目することが大切です。ここでは「美白」とうたわれているスキンケア化粧品に配合されている代表的な成分をご紹介します。

トラネキサム酸

トラネキサム酸はアミノ酸の一種で、美白効果をもつ成分としてとくに有名です。メラニンの生成を抑えることで、シミやくすみ、そばかすを予防します。同時に肌荒れを予防するはたらきがあることも特徴です。トラネキサム酸が配合されたスキンケア化粧品には、医薬部外品と表示がされます。

プラセンタ

胎盤から抽出されて作られた美容成分がプラセンタです。メラニン色素の生成を抑えるはたらきに加え、保湿効果にも優れています。そのため、乾燥が原因のくすみ対策におすすめです。プラセンタには豚や馬、羊などから抽出したものなどいくつか種類がありますが、なかでも豚プラセンタがよく使われています。

アルブチン

アルブチンは別名ハイドロキノン-α-D-グルコピラノシドや4-ヒドロキシフェニル-α-Dグルコピラノシドとも呼ばれています。

強力な美白効果をもつことで知られるハイドロキノンと似た構造をもつことが特徴です。コケモモなどの植物から取れる成分で、メラニン色素の生成を抑えるはたらきがあります。

ビタミンC誘導体

美白成分として知られているビタミンCの安定性を高めたものが、ビタミンC誘導体です。通常のビタミンCは空気に触れるとすぐに酸化し、活性を失ってしまいます。

お肌にはたらきかける前に力を失ってしまう問題を解決するために、ビタミンC誘導体が作られました。メラニン色素の生成をおさえるほか、お肌を健やかに保つはたらきもあります。

お肌のハリが気になる方におすすめのスキンケア成分


お肌のハリが失われるのは、水分不足が原因の1つです。そのため保湿効果のある成分もハリ対策として有効ですが、ここではとくにハリに対してよくアプローチしてくれる成分をご紹介します。

プラセンタ

プラセンタは、さまざまな美容効果があることで注目されている成分です。タンパク質や脂質、ビタミンやミネラルを豊富に含むため、美容面だけでなく健康面でも活用されています。

保湿効果があることはもちろん、コラーゲンのはたらきをサポートする効果もあるため、ハリ対策としてぴったりの成分です。

ビタミンA誘導体

レチノールという名前でも知られるビタミンAは、お肌のハリや弾力に欠かせない成分として注目されています。ビタミンAのはたらきを安定化させたものがビタミンA誘導体です。

お肌の生まれ変わりをサポートするほか、コラーゲンやヒアルロン酸などのはたらきを助け、お肌にうるおいをもたらします。

エイジングケアが気になる方におすすめのスキンケア成分


年齢を重ねるにつれて、お肌の乾燥やたるみ、しわなどが気になってくる方が増えていきます。このようなエイジングサインに合わせたスキンケア成分として注目されているのが、次の3つです。

ビタミン

お肌のさまざまな悩みをケアするために大切なのがビタミンです。ビタミンB2やビタミンB6はお肌を健やかに保ち、ビタミンCはシミやくすみを予防します。ビタミンEはお肌を若々しく保ち、ビタミンAはハリと弾力をサポートする成分です。

このようにビタミンは、お肌のエイジングケアをさまざまな角度からサポートします。ビタミンが配合されている化粧品を使うのはもちろん、食事から摂るのもおすすめです。

コエンザイムQ10

コエンザイムQ10は、私たちの細胞の中でエネルギーを作り出すはたらきをもつ成分です。2004年に化粧品への配合が許可され、大ブームを巻き起こした成分としても知られています。お肌を健やかに保つはたらきに優れており、いつまでも若々しくいたい方に人気です。

イデベノン

韓国コスメ業界が注目しているエイジングケア成分が、このイデベノンです。ブームを巻き起こしたコエンザイムQ10やビタミンCよりもさらに高い効果が期待されています。お肌を若々しく健やかに保つはたらきがあり、美容クリニックでも採用されている注目の成分です。

まとめ

スキンケア化粧品は、さまざまなメーカーから数え切れないほど販売されています。その中から自分に合う製品を見つけるためには、お肌の悩みに合う成分が配合されているものを選ぶことが大切です。

保湿や美白、エイジングケアなど、重視してお手入れしたい悩みに強みをもつ成分が配合されているスキンケア化粧品を選びましょう。悩みに合わせた成分を選ぶことで、自分のお肌にもっと自信をもてるようになるはずです。